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北上次郎×大森望 『読むのが怖い!』
読むのが怖い! 2000年代のエンタメ本200冊徹底ガイド
読むのが怖い! 2000年代のエンタメ本200冊徹底ガイド

先週の木曜日、これを図書館から借りてきたんだった。
ちょっと体調不良で、座るという姿勢が辛くてPCから離れていたから、忘れてた。
それはともかく……

 書評家の二人が、それぞれのその時期の推薦本と、編集部の推す本を読み合い、意見を交換し合うという対談集。副題に、エンタメ本とありますが、私もそのエンタメが好きなので、読んだ本もわりとありました。
 北上さんも大森さんも人気書評家で、お二人の書評を目にすることは多くあり、だいたいの傾向を自分なりに思い描いていました。そして、この対談を読んでみると、それが大きく間違っていなかったことを確信。
 北上さんは感情(感覚・心)で読むタイプ。大森さんは頭で読むタイプみたい。これはあとがき対談にもちょこっと出てきます。

 だから北上さんは、自分がいい!感動だ!って思った作品に対してとても熱い。そんな北上さんを冷静に見て、でもね……って冷静に切り返す大森さん。もしかして喧嘩になるんじゃないかと、最初はハラハラしちゃいましたよ。どちらも読書量が半端じゃないですから、過去の作品との比較とか、系譜とかがじゃんじゃん出てくるところはさすがです。

 読む前に、私はどちらの感覚に近いのかなーって考えていましたが、微妙に大森さんかも。ちなみに私の好きな書評家は、藤田香織さんですけれども。

 あ、それから、一番嬉しかったこと。
それはお二人が、次に何を読もうかって考えるときが一番楽しいと言っていることでした。思わず、私も!私も!って割って入りたくなりました(笑)。

★★★
| 読書 本の本 | 22:05 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
永江朗 『恥ずかしい読書』
恥ずかしい読書
恥ずかしい読書
永江 朗
四六時中読書している、フリーライターである著者による本を読むことについての本、本の読み方についての本。
どの章も面白かったですけれども、その中からいくつか。

まえがきより、「遅読術」のすすめ。
読んでいる時間そのものがとても気持ちいい本を読むのに、速読じゃあつまらないということです。著者の言うように、永遠に終わらなければいいと思う本て、読書好きの人には一冊はあると思います。
そこで遅読。
その一、声に出して読む。その二、繰り返し読む(小刻みに)。その三、ときどき読む。
……でも、なかなかできないんですよね。だって先が気になって一気に読みたい衝動は抑えられないし、読みたい本は次々と刊行されるし。ここのところお気に入り本の再読もままならない状態、って、要するに自分自身の問題なわけですが、新刊の誘惑には負けてしまいます。

歯磨き読書。
これは文字通り、歯磨きのときに読書しましょうというもの。
しかも自分にとって難解な本がよいと。
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| 読書 本の本 | 15:19 | comments(0) | trackbacks(1) | ↑TOP
吉野朔実 『犬は本よりも電信柱が好き』
犬は本よりも電信柱が好き
犬は本よりも電信柱が好き
吉野 朔実

引越しがありまして、バタバタしていたこともあり、なかなか本を読めない日が続いておりました。
前の街の図書館の本も、最後の最後まで借りていたのですが、結局最後まで読めずに返却・・・。
新しく引越してきたここは、自分の生まれ育った街で、図書館の本も前の所より早く沢山買ってくれるのでちょっと嬉しい。
でも、まだネットで予約したりできないのが難点です。

それはともかく、ついに出ました、吉野朔実劇場第四弾。
父・母・弟ときて、次はいったい・・・?と思っていましたがなんと犬でした。すると、次は???

今回本の雑誌社の方で、予約者にはサイン本を送りますということだったので、どうせ買うならサイン本が欲しい!→注文。
そんなわけで表紙を捲ると吉野さんのサインがちゃんと入っていました。至福。

内容の方は、いままでで一番私の読書の趣味とはかけ離れていて、これ読みた〜いという本もあまりなかったです。
ただやっぱり、吉野さんのお友達の方々との本談義がとっても羨ましい。
そして、吉野さんちの犬。本を破壊してます(笑)。
我が家の猫は本より紐が好き。単行本についているしおりヒモはちぎられるけど、本そのものを破壊されたことはないなぁ。
でも、本の上に乗るのは大好き。ページがめくれません。。。
| 読書 本の本 | 16:01 | comments(2) | trackbacks(0) | ↑TOP
大森望 豊崎由美 『文学賞メッタ斬り!』
文学賞メッタ斬り!
文学賞メッタ斬り!
大森 望, 豊崎 由美
エキサイトブックスで読んでいる時から、芥川・直木両賞の選考委員の作家に対して、小ばかにした発言が気になって気になって、
もちろん、そんなの計算して言っているのだろうということは想像できるのですが、どうしても馴染めませんでした。

とは言っても、大森氏、豊崎氏の言いたいことは非常によく理解できるし、また的を射ている発言ばかり。
さすが、あらゆるジャンルの小説を半端でない数読んでいるだけあって、取り上げられている各文学賞の性格が、とてもわかりやすかったです。

芥川賞が生まれたのは、創設者の菊池寛が雑誌の売り上げが落ちる2月と8月の「文藝春秋」の部数増を狙った為・・・
なんて薀蓄も満載で、日頃そんなに文学賞に興味はないけれど、なんだかこれからはもっと楽しめそうな気もしてきました。

ただ、これを読んでいて感じたのは、豊崎氏の好みは私とはまったく合わないということ。
むしろ豊崎氏がテルちゃんとこきおろす宮本輝の感性に私は近いと思ったこと。
「現代文学をテルちゃんは読めてない」という発言について、それは仕方ないのではないかとついつい反論したくなる自分がありました。
だって、文体には生理的に受け付けないものがあるのだから。読むのが苦痛な文章はどうしても存在してしまう。
私の場合苦痛とまではいかないけれど、恩田陸(一部を除く)や村山由佳は本当に苦手。
相性じゃないの?と思います。ですが、私自身、なかなか「読めない」自分にイライラしますけれども・・・。ばかだなぁ私、って。
そんな片寄ったところがあるのなら、選考委員を辞めてはという意見には反対しないけど。

だいたい、作家、しかも選考委員を任されるような方々には、独自の文学観・小説感があり、自分の作品でそれを発表されているのですから、
自分とは著しくかけ離れているものは受け入れられないのではないかなぁ・・・。
だとしたら、書評家で、とにかく読んでいる方々に選考を任せるのがベストなのかもしれないなと思ってみたりします。
そういうことでは、「このミス大賞」なんかがまさにそれです。

そうだそうだ!と思った箇所
直木賞は賞をあげる時期・作品を間違えている確率が高い。(豊崎)
まったくその通り。東野圭吾に『白夜行』で授賞しなかった時、もうだめだと思いました。
それに関連して『白夜行』落選の理由の中に、主人公の内面分け入っていないというものがあったことについては脱力。そこがこの作品の要なのにね。
東野さんは、その後も候補にはなるけど落選。もういいかげんにしたらと思います。
平安寿子『グッドラックららばい』が傑作でしたけどね。直木賞か山本賞の候補にならなかったのが不思議なくらい。(大森)
この作品は私もイチオシ。ちなみに『もっと、わたしを』もおすすめしたい。

読みたいと思った本
・水野スミレ 『ハワイッサー』
・銀林みのる 『鉄塔 武蔵野線』

・レーモン・クノー 『文体練習』
  日常的な光景を九十九通りものスタイルで書き分けたもの。  
  
| 読書 本の本 | 14:31 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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