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永江朗 『恥ずかしい読書』
恥ずかしい読書
恥ずかしい読書
永江 朗
四六時中読書している、フリーライターである著者による本を読むことについての本、本の読み方についての本。
どの章も面白かったですけれども、その中からいくつか。

まえがきより、「遅読術」のすすめ。
読んでいる時間そのものがとても気持ちいい本を読むのに、速読じゃあつまらないということです。著者の言うように、永遠に終わらなければいいと思う本て、読書好きの人には一冊はあると思います。
そこで遅読。
その一、声に出して読む。その二、繰り返し読む(小刻みに)。その三、ときどき読む。
……でも、なかなかできないんですよね。だって先が気になって一気に読みたい衝動は抑えられないし、読みたい本は次々と刊行されるし。ここのところお気に入り本の再読もままならない状態、って、要するに自分自身の問題なわけですが、新刊の誘惑には負けてしまいます。

歯磨き読書。
これは文字通り、歯磨きのときに読書しましょうというもの。
しかも自分にとって難解な本がよいと。
著者は毎回十五分から三十分かけて歯磨きするそうです。その時間も読書に充てれば、一ヶ月三十時間から四十五時間にもなります。うーん、確かに、歯磨きは丁寧に時間をかけてするのがよいし、かといって、ただ磨き続けるというのも退屈と思っていたので、いいかも。しかも、日頃読まないような本を、この時間だけという風に決めて読むのはストレスにもならないだろうし。本に夢中になって、肝心の歯磨きの手が止まっても本末転倒だもの。

本を裸にする。
これは装丁好きとしては、全く同感です。
私は装丁に詳しいわけではありませんが、ちょっと凝った装丁の噂には敏感です。本というのは内容だけではなく、その姿がよいのです。ただ読めればいいというものでもない。だからこの本という形態は、いつまでも変らないでほしい。

失われた本棚を求めて。
なんと著者は、小学生のとき、自分で本棚の設計をし、オーダーまでしたそうです。
す、すごい……。小学生でそこまでするとは。そして、それを助ける親がまた偉いと思う。
ここでは、最近の本棚事情について語られています。なんでも最近は本棚のない家が多いとか。そして、書店の本棚を作っている工場まで足を運ぶ著者。
これまで書店に行っても、本棚までは細かく見たことがなかったけれど、これからは気にしてみることになりそうです。あぁ、私も新しい本棚が欲しい。

本に密着する。
読書離れについてです。
よく「活字離れ」という言葉はニュースにもなります。ここに詳しくは書きませんが、著者の考えはまったくその通り。子どもって、本質的には本が好きだと思います。

と、こんな感じの楽しい読み物です。
最後に、この本自身の話ですが、とても軽くて優しい本です。手に馴染むといいますか。後ろに本書の中に登場する本の索引も載っていて親切設計。
さらりと軽く読め、おすすめです。

★★★★
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| ついてる日記 | 2005/03/07 3:19 PM |
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