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角田光代/他 『コイノカオリ』
コイノカオリ
コイノカオリ
角田 光代, 島本 理生, 栗田 有起, 生田 紗代, 宮下 奈都, 井上 荒野
恋と香りのアンソロジー。

▼「水曜日の恋人」角田光代  ★★★
母と、母の年下の恋人から香る同じシャンプーの香り。
中学一年生の真帆の淋しさを感じました。どうしたってそれ以上の大人として扱われることもないし、決定権だってない真帆が。さすが角田さん。切なく身に覚えのあるような気持ちの描写が胸に迫ります。

▼「最後の教室」島本理生  ★★
唯一の男性主人公の話。残念ながらあまり好みの話ではなかったな。
男の人、特にまだ若い人って、本当は女のどこを好きになるんだろう……。

▼「泣きっつらにハニー」栗田有起  ★★★★
栗田さんの小説の主人公の女の子は、いつも何か家庭に問題を抱えている。
何が普通の家庭かってことを聞かれると、それに答えるのはなかなか難しい気もするけど、少なくとも両親と子どもたちが揃って食事を摂るような家庭ではない。この話の主人公もなかなかにハードな問題を抱えている。でも、そんな話ばかりの中で、一度だって湿っぽさを感じたことはない。それはきっと、主人公たちがいつも前向きだから。
私はそんな栗田さんの紡ぐ物語が好き。

▼「海のなかには夜」生田紗代  ★★
ううん、これもわからなかったなぁ。
大学のサークルの合宿が舞台だけど、まず女子大生の会話についていけなかった(笑)。主人公と先輩のすれ違う気持ちも、なんだか理解が……。残念。

▼「日をつなぐ」宮下奈都 ★★★
毎日、豆のスープを作る主人公がちょっと怖かった。育児ノイローゼなのか、夫婦関係がギクシャクしていることで鬱になっているのか、とにかくそんな主人公が哀しい。おいしいご飯を好きな人と一緒に食べる。これ元気の源、かな。
宮下さん、お名前も知りませんでした。

▼「犬と椎茸」井上荒野  ★★★★
お噂はかねがね……の井上荒野。初めて読みました。
なんというか、もっとドロドロな話を書く方だと思っていたけれど、意外にそうでもなく。でも、ものすごく引き込まれて読んでしまった……。
主人公から三十年前に恋人を奪った真梨恵が、どうして今さら連絡してきたのか。その気持ちははっきりとは明かされないけれど、なんとなく理解できた気がする。私は女だから男性の気持ちはわからないけど、もし自分が真梨恵の立場だったら、同じ気持ちになる気がする。

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香りの記憶って残るんですよね……。
| 読書 小説 | 10:49 | comments(2) | trackbacks(1) | ↑TOP
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やっと、ココさんお薦めの「対岸の彼女」がやってきました。今「〜ローレライ」の再読中なので、そのあと楽しみに読もうと思ってます。
| あしか | 2005/04/11 9:37 AM |
あしかさん、『対岸の彼女』は、内容に身に覚えのある方には、かなりグサグサくると思います。
私も……。
あしかさんは、どう読まれるのかなぁ。感想を楽しみにしています。
| ココ | 2005/04/11 10:16 AM |
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