読むのが怖い! 2000年代のエンタメ本200冊徹底ガイド
先週の木曜日、これを図書館から借りてきたんだった。
ちょっと体調不良で、座るという姿勢が辛くてPCから離れていたから、忘れてた。
それはともかく……
書評家の二人が、それぞれのその時期の推薦本と、編集部の推す本を読み合い、意見を交換し合うという対談集。副題に、エンタメ本とありますが、私もそのエンタメが好きなので、読んだ本もわりとありました。
北上さんも大森さんも人気書評家で、お二人の書評を目にすることは多くあり、だいたいの傾向を自分なりに思い描いていました。そして、この対談を読んでみると、それが大きく間違っていなかったことを確信。
北上さんは感情(感覚・心)で読むタイプ。大森さんは頭で読むタイプみたい。これはあとがき対談にもちょこっと出てきます。
だから北上さんは、自分がいい!感動だ!って思った作品に対してとても熱い。そんな北上さんを冷静に見て、でもね……って冷静に切り返す大森さん。もしかして喧嘩になるんじゃないかと、最初はハラハラしちゃいましたよ。どちらも読書量が半端じゃないですから、過去の作品との比較とか、系譜とかがじゃんじゃん出てくるところはさすがです。
読む前に、私はどちらの感覚に近いのかなーって考えていましたが、微妙に大森さんかも。ちなみに私の好きな書評家は、藤田香織さんですけれども。
あ、それから、一番嬉しかったこと。
それはお二人が、次に何を読もうかって考えるときが一番楽しいと言っていることでした。思わず、私も!私も!って割って入りたくなりました(笑)。
★★★