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奥田英朗 『港町食堂』
港町食堂

 船で日本を旅しよう―。という企画のもと、新幹線や飛行機で行けば1〜2時間のところへ、わざわざ10時間以上もかけて船で旅する旅行記です。

 高知や稚内、そして釜山(日本じゃないけど)など、六つの地方を訪れる奥田さん。奥田さんで旅(だけでなくエッセイ全般)、といえば、まず皮肉・憎まれ口というのが、私の頭に浮かんできます(笑)。最初はずいぶんはっきりものを言う(書く)けど、大丈夫なのか、読んでるコッチがハラハラしたものですが、不思議とカチンとはこないもので。今では、奥田さんのそういう部分が読みたくてエッセイを楽しみにするようになったくらいです。今回はどうかというと……ちょっと控えめだったかな〜。残念(笑)。

 私も大洗から苫小牧まで、フェリーで20時間かけたことがあります。初めは長いなー退屈かも。と思い、本を何冊も抱えていったのですが、乗ってみると意外にあっという間でした。その時読んだ本は『リング』で、狭くて暗い二段ベッドの中で怖くて途中で読めなくなりそのままに……というのは、楽しい思い出(?)。
 ほとんど寝ていた20時間だったけれど、船旅って、目的地に着くまでが長い分、期待も高まるし、海の上という僅かな緊張感があり、本当に楽しかったのです。

 とまぁ、私のことはさておき、タイトルが港町食堂だけあって、魚介類の食事風景がよく出てきます。またこういうのを読むと、行きたいなー、食べたいなーって、心底思っちゃうわけで。そして、食堂だけではなく、地方のスナックへも入っていく奥田さん一行。旅行しても、自分たちだけでアチコチまわって終わるばっかりではなく、地元の人と楽しくお酒を飲みながら会話をする奥田さんたち、なかなかよいですよ。

 締め切りなんかでヘロヘロの奥田さん。編集者に連れられて二等船室なんかでゴロリとしている姿を思い描くのも、また楽しいものでした。

★★★
| 読書 エッセイ | 22:32 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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