<< 緑川聖司 『プールにすむ河童の謎』 | main | 図書館にて〜永嶋・安東・豊崎 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | ↑TOP
伊坂幸太郎 『砂漠』
砂漠

酷評かも!ごめんなさい!


『グラスホッパー』を読んだとき、私には登場人物の心がまったく見えなかったと思った。でも、そのときは、あまり好きなタイプの話ではないから……と思い、無理やり納得してしまった。
 けれど、今回確信した。
私には、このタイプの伊坂作品には、もうおもしろさを感じられなくなってしまったようだ。とはいっても、最初ははずれかな、などと感じながら読んでいたものの、春夏秋冬の夏の章の終わり頃からは物語を追いかけることに苦痛を感じなくなったので、それなりにおもしろくは読んだ。けれど、それはこの物語がどう終息するのか、また、いつもの伏線の回収が、今作ではどんな風かが気になったからであった。

 思うに、伊坂作品を初めて読んだ『重力ピエロ』で、雷にうたれたかのような衝撃を受けた読書体験も、その後の似通った登場人物の性格設定により、飽きてしまったようだ。この『砂漠』は、私には『アヒルと鴨のコインロッカー』や『チルドレン』となんら変わりのないものとしか思えなかった。登場人物の行動にもセリフにも、よくできた芝居の脚本を読んでいるような印象しか得られず。
 ネットで評を拾い読みしてみたが、みなさんおもしろかったようで、なんだか悲しくなる。私は新鮮さだけに惹かれていたのだろうか……。

 せめて『魔王』の次の刊行というのだけは避けてほしかった。

★★
| 読書 小説 | 15:02 | comments(2) | trackbacks(0) | ↑TOP
スポンサーサイト
| - | 15:02 | - | - | ↑TOP
『アヒルと鴨のコインロッカー』『グラスホッパー』は私も好きではありません。でも『砂漠』が同じタイプの話かというと、ちょっと違うかなとは思います。私の中ではあくまで『魔王』の延長線上に『砂漠』が存在するのです。
登場人物の心が全く読めない、というのは辛いですね。特に『グラスホッパー』は、人物や背景の描写に気を使った作品のようですから。
| りあむ | 2006/01/14 11:30 PM |
りあむさん、コメントありがとうございます。

私は『魔王』があれで完結だと思っていたので、またこれか……という思いが強かったようです。
伊坂作品の登場人物は、数種類に完全に分けられるような気がしてなりません。それは伊坂さんに限ったことではないのかもしれませんが、どうも気になると言いますか……。
ですから私は飽きてしまいました。
最初に読んで衝撃だった『重力ピエロ』を今読み返したらどうなんだろう、と不安です。
『重力ピエロ』は大好きなのです。
| ココ | 2006/01/16 4:44 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://withcoco.jugem.cc/trackback/339
トラックバック
CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< July 2017 >>
RECOMMEND
雨にもまけず粗茶一服
雨にもまけず粗茶一服 (JUGEMレビュー »)
松村 栄子
2004年イチオシ本。
RECOMMEND
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
LINKS
PROFILE