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清水義範 『大人のための文章教室』
大人のための文章教室
大人のための文章教室
清水 義範

文章教室ということで、前半は文章を書く上での基本となることを、後半は紀行文や随筆の書き方のコツを伝授している。
清水氏ならではのユーモアにあふれた文章は、時々くすりと笑いを誘う楽しく読みやすいものとなっている。
前半の基本の部分は、学校で習ったことの復習のように易しいことではあるが、すべては基本が大事ということで、
これからも忘れず気をつけるべき事柄として肝に銘じておきたい。
以下、私が気になった場所を。
◆接続詞の重要性について、それが乏しければ平坦な文章になってしまい、多すぎればうるさすぎ、理屈っぽい。
つまり接続詞をどう使えばいい文章になるかの技は、頭の中では大いに意識しつつ、実際にはあまりつかわないこと
接続詞の種類を知り、使い分けることによって文章に深みが生まれる・・・けれど使いすぎは禁物、となかなか難しい。
私はそんなに多くを使いこなすことは出来ていないので、これからは少し意識してみようかと思う。

◆文の長さは長い方がよいか、短い方がよいか。
要するに、文章に心地よいリズムが生じるように、短文と長文を組み合わせるのがいいだろう
まず、短い文で強く訴える。
そして、理由や経緯などを長文で説明するというやり方。
昔、一文は短い方がよい、とどこかで目にしたか聞いたかしてから、あまり長い文は書かないよう気をつけている。
この本で清水氏は、子どもに対しては文を短く切れと指導するとある。
しかし、大人にはこの限りできないと。そこで重要なのがリズムであるのだ。ぜひ参考にしたいと思う。


◆句読点の打ち方について。
読点は、読者がその文を読む時に、読みやすいように、意味がよくわかるようにと考えて打たなければならない

◆<です・ます>体と<だ・である>体について。
これについては、私もいつも悩んでいる。
私のこの読書日記はほとんどが<です・ます>体。これは自信のなさからくるものと自分で分析してみた。
断定することには勇気が必要・・・なのです。
普通、どちらかに統一するのがあたりまえだが、ここで清水氏は丸谷才一氏の<です・ます>体と<だ・である>体が入り混じった文章を紹介
している。
流れるような文章の中、話しかけられているような独特な丸谷節、私も大好き。
一般の人は手本にしないほうがいいだろう、とあるが、私も時々意識的にやっていたりする。
文末乱れてるよと思われているだけだと悲しいけど。

◆修練で身につく文章力ともっと基本の人間性ということ。
文章の最終的な目標は、読み手を同感させること、それによって動かすこと
同感させるためには、まず言いたいことがちゃんと伝わらなくては話にならない
しかし、
品格のある文章を書く人というのは、人間性に品格があるのだと思う。
知性があり、人柄に嫌味なところがなく、利口ぶろうとするところもなく、
純粋に感動できるという人が、素直に文章を書くと、そこには品格がにじみ出るのだ
これはまた難しいことを。
よい文章を書くためには、自分を磨かなければいけないのだ。
私が個人的に、美しくて読んで心地よいと思う文章を書く作家は、丸谷才一、浅田次郎、宮本輝、北村薫である。
異論はあることと思うけれど、こればかりは価値観の違いということでお許しを。

文章を書いていくというのは、実は書くべき内容について、大いに思考するということなのだ
私が読書日記を書くことにおいての一番の悩みは、感想がまったく思い浮かばない本があることだ。
それは自分にとってつまらなかった本だけでなく、可もなく不可もなくといった本に多い。
何か書こうと思っても思考停止状態におちいると、一時間二時間はあっという間に経ってしまう。
大いに思考する・・・まだまだ不足している。
| 読書 雑学・言葉の本 | 19:03 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑TOP
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