猫は読書の邪魔をする2023-03-09T09:08:28+09:00ほとんど本関連の日記です。
時にネタバレあり。その時は表示します。JUGEMこの2ヶ月間に借りた本http://withcoco.jugem.cc/?eid=3512006-03-28T10:42:04+09:002006-03-28T01:54:51Z2006-03-28T01:42:04Z
赤い竪琴
津原 泰水
ぼくらはみんな、ここにいる
大石 英司
かもめ食堂
群 ようこ
死にカタログ
寄藤 文平
センチメンタル・サバイバル
平 安寿子
風味絶佳
山田 詠美
シムソンズ
森谷 雄
七姫幻想
森谷 明子
図書館戦...ココ図書館
赤い竪琴
津原 泰水
ぼくらはみんな、ここにいる
大石 英司
かもめ食堂
群 ようこ
死にカタログ
寄藤 文平
センチメンタル・サバイバル
平 安寿子
風味絶佳
山田 詠美
シムソンズ
森谷 雄
七姫幻想
森谷 明子
図書館戦争
有川 浩
そろそろくる
中島 たい子
■ここからは、これから読む予定
怪盗グリフィン、絶体絶命
法月 綸太郎
ママの狙撃銃
荻原 浩
新参教師
熊谷 達也
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久しぶりの更新です。
PCは1ヶ月ほどで帰ってきたけど、ほとんど開けることなくさらに1ヶ月が経過。
その間本もあまり読めず、かなり苦しい日々が続いた。ここ数年で最大のスランプでした。
それでも、読書だ!と本を手にとってみるも、読みたいという気持ちと精神がうまくマッチしなくて、あまり楽しめなかったのが心残り。
なんだか作家とその作品にも失礼だったような気もする。
しかも、『風味絶佳』『七姫幻想』は途中で投げちゃった。
『七姫幻想』は苦手な時代の話で、しかも幻想という私にとっての二重苦で、最初の一編さえ最後まで読めなかった。
『風味絶佳』はまたいつかチャレンジしたい。]]>この2ヶ月間に購入した本http://withcoco.jugem.cc/?eid=3502006-03-28T10:29:37+09:002006-03-28T01:31:45Z2006-03-28T01:29:37Z
クローズド・ノート
雫井 脩介
びっくり館の殺人
綾辻 行人
Op.ローズダスト(上)(下)
福井晴敏ココ購入本
クローズド・ノート
雫井 脩介
びっくり館の殺人
綾辻 行人
Op.ローズダスト(上)(下)
福井晴敏]]>お買い物とPC入院http://withcoco.jugem.cc/?eid=3492006-02-02T00:44:42+09:002006-02-01T15:47:42Z2006-02-01T15:44:42Z古本購入。
まずは、図書館で借りて読んだものの、どうしてもほしくなった本を2冊。
・コニー・ウィリス/大森 望 『犬は勘定に入れません〜あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎』
初読時の感想はコチラ
・薬丸岳 『天使のナイフ』
初読時の感...ココ購入本
まずは、図書館で借りて読んだものの、どうしてもほしくなった本を2冊。
・コニー・ウィリス/大森 望 『犬は勘定に入れません〜あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎』
初読時の感想はコチラ
・薬丸岳 『天使のナイフ』
初読時の感想はコチラ
そしてコミックを2冊。
・安野モヨコ 『働きマン』(2)
・吉野朔実 『period』(1)
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先週の土曜日(1/28)に、突然私のパソコンが壊れました(泣)。
正確には突然じゃないんだけど……。
で、日曜日から入院してしまい、戻ってくるのはおよそ3週間後らしく。
というわけで、しばらく休みます。
あ、これは借り物で書いています。
たぶん次の更新は2月の終わり頃です。]]>三谷幸喜 『三谷幸喜のありふれた生活 4〜冷や汗の向こう側』http://withcoco.jugem.cc/?eid=3482006-01-28T01:07:56+09:002006-01-27T16:08:32Z2006-01-27T16:07:56Z
團伊玖磨『パイプのけむり』のようなペースでいきますから―って、三谷さんが挿絵の和田誠さんに仰ったみたいですが、ぜひともお願いします(笑)。
私は三谷さんの作品の純粋なファンではないのです。
古畑や猫、映画の監督作品などは大好きだけど、大河も見...ココ読書 エッセイ
團伊玖磨『パイプのけむり』のようなペースでいきますから―って、三谷さんが挿絵の和田誠さんに仰ったみたいですが、ぜひともお願いします(笑)。
私は三谷さんの作品の純粋なファンではないのです。
古畑や猫、映画の監督作品などは大好きだけど、大河も見なかったし、その他のドラマもイマイチ……。極めつけは舞台が苦手という。
でも、このエッセイの中の大河や舞台の話を読んでいると、一度見てみたいなーとは、いつも思います。まぁ舞台はちょっと厳しいとしても、大河くらい見てもよかったなって。一年間見続ける自信がなかったのですけれども……。
とりあえず有頂天ホテルは絶対に見たい!
小林聡美さんのウクレレと三谷さんのリコーダー(バンドネオンでも)の演奏会、聴いてみたいな〜。
★★★]]>図書館にて〜三谷・篠田・浅生・那須http://withcoco.jugem.cc/?eid=3472006-01-26T23:52:30+09:002006-01-26T14:53:44Z2006-01-26T14:52:30Z借りてきました。
・三谷幸喜 『三谷幸喜のありふれた生活 4 冷や汗の向こう側』
もう四巻目ですか。
・篠田節子 『讃歌』
音楽もの。
・浅生ハルミン 『私は猫ストーカー』
我が家の場合、「猫は私のストーカー」です。
・那須正幹 『...ココ図書館
・三谷幸喜 『三谷幸喜のありふれた生活 4 冷や汗の向こう側』
もう四巻目ですか。
・篠田節子 『讃歌』
音楽もの。
・浅生ハルミン 『私は猫ストーカー』
我が家の場合、「猫は私のストーカー」です。
・那須正幹 『ズッコケ中年三人組』
小学生のとき、はまりました。
今考えると、人生で初めて追いかけたシリーズものでした。
少し前にシリーズが完結したと聞いたときはしみじみしましたが、なんとあの三人組が中年になって帰ってきたなんて!
読んでいた頃から、さすがに20年も経っているので、内容をすっかり忘れていますが大丈夫かな?]]>久間十義 『聖ジェームス病院』http://withcoco.jugem.cc/?eid=3462006-01-26T23:39:06+09:002006-01-26T14:39:34Z2006-01-26T14:39:06Z
研修医の東翔平は、帯状疱疹で受診した患者に、劇的に効果のある新薬を処方した。しかし、帯状疱疹はすぐに消えたものの、患者は劇症腸炎を発症し死亡。新薬をめぐり、大学病院医局・薬品会社・株のインサイダー取引・医療過誤訴訟と様々な問題が絡み合う。そして、院...ココ読書 小説
研修医の東翔平は、帯状疱疹で受診した患者に、劇的に効果のある新薬を処方した。しかし、帯状疱疹はすぐに消えたものの、患者は劇症腸炎を発症し死亡。新薬をめぐり、大学病院医局・薬品会社・株のインサイダー取引・医療過誤訴訟と様々な問題が絡み合う。そして、院内で突如拡がった院内感染。汚染源はどこなのか、翔平たちは限られた時間の中で必死に探し始めるが―。
病院ものは好きなので期待して読み始めたのですが、初めて読む作家でどうもリズムがあわない。翔平たち研修医、薬品会社上層部、記者、患者家族とコロコロ場面が変わるのも、話に完全に乗れない原因に。いいところで切るの、最近CM前のドラマやバラエティ番組にありますが止めてほしいです、ホント。
病院ものが好き、なんて書きましたが、たいして読んでいるわけではありません。『白い巨塔』も未読。ドラマを見て読みたくなった口です。これは絶対に読んでおこうと思っています。
ですから偉そうなことは言えないのですが、新薬をめぐっての治験・認可問題やインサイダー取引などというのは、わりと定番な気がします。そして医療過誤訴訟についても。小説として定番ということもありますが、最近実際にニュースでもよくありますからね、特に訴訟なんて。そして大学病院医局制度の話(いわゆる派閥など)とか、研修医の過酷さなんていうのも、よく聞く話。
主人公の性格ですが、擦れていない新米の医師としての正義感が、嫌味にならない程度に抑えられていたのは好感が持てました。同じ研修医でも、もっと要領のよい人間もいたりして、その辺でうまくバランスがとれていて、なかなかリアル。
あまりのめり込んで読めなかった中、終盤の院内感染の件はスピード感があってよかったです。タイムリミットが迫る中での緊迫感、焦燥感が伝わってきましたし、さりげなく汚染源らしい場所が見つかったときの衝撃は、登場人物たちとたぶん同じ気持ちになっていたかと思います。
株の話はともかく、医師も人間ですから、迷うこともあれば間違いを犯すこともあります。もちろん自分や身近な人間にそんな災難が降りかかってきたら、こんな悠長なことは言っていられないのでしょうが、けれど、人の命に対して軽視だけはしないでほしいし、常に目を見開いていてほしい。
これは患者となる私たちの願いです。ですから、主人公の研修医翔平の未熟さにも好感が持てるのでした。
★★★]]>お買い物〜ガールhttp://withcoco.jugem.cc/?eid=3452006-01-25T22:34:50+09:002006-01-26T14:35:30Z2006-01-25T13:34:50Z奥田さんの新刊『ガール』を購入です。
『マドンナ』と同じような装丁ですね。
私は『マドンナ』が好きなので期待大です。
ココ購入本
『マドンナ』と同じような装丁ですね。
私は『マドンナ』が好きなので期待大です。
]]>東野圭吾 『白夜行』(再読)〜原作とドラマhttp://withcoco.jugem.cc/?eid=3442006-01-23T17:37:58+09:002006-01-23T08:38:54Z2006-01-23T08:37:58Z内容に触れていますのでお気をつけください
ドラマ化ということもあり、およそ六年半ぶりに再読しました。
さすがに刊行当初に読んだときの衝撃はありません。続編とも言われる『幻夜』や、似たような手法の『殺人の門』がその後刊行されているということもありま...ココ読書 小説内容に触れていますのでお気をつけください
ドラマ化ということもあり、およそ六年半ぶりに再読しました。
さすがに刊行当初に読んだときの衝撃はありません。続編とも言われる『幻夜』や、似たような手法の『殺人の門』がその後刊行されているということもありますので。
再読する前は、ほとんど内容を忘れていました。それでも印象に残っていた場面というのはいくつかあり、そのトップが、雪穂のキーホルダーの鈴の音でした。だからドラマ化の話を目にしたとき、まずその場面を楽しみにしたのです。
しかし、残念ながらその描写は省かれてしまっていました。
私が鈴の音にこだわった理由は、この小説の読み方というか、意味のようなものをその場面で知ったからです。そして、雪穂の本当の冷たさを。
こんなこと、私が今さら言うことでもありませんけれども……、『白夜行』のおもしろさは、雪穂と亮司の内面と裏の行動が描かれないことで想像力を駆使しながら読むことにあると思います。そして、鈴の音は、読者が最初にそのことに気づく場面なのかなと思うわけです。だから大切。
というわけで、ドラマの第一回目を見て残念、と思いましたが、ドラマはまったく別と考えればそれも当然であったわけです。再読して確信しましたが、やはり原作とドラマの雪穂は、決定的に違う人間ですから。
ドラマの冒頭の雪穂の涙。原作の雪穂は絶対に涙など流さないでしょう。少なくともあんな公衆の面前では。そうです、鈴の音の場面の雪穂ですから。涙を流すはずがありません。
雪穂と亮司に恋愛感情はあったのか。難しいなぁ。亮司にはあったと思うけれど、雪穂は……。最初はあったかもしれないけれど、成長するにしたがって、恋愛感情ではなくなっていったのかもしれないと思います。心の深い部分では繋がっていたけれど、同士くらいの意味か……。だって二人が一緒に歩くには、重すぎる物を背負いすぎていますから。
ドラマの雪穂は違う人間と書きましたが、それに関して私はまったく異議はありません。原作を傑作と思い、東野さんの代表作だと信じ大好きな話ですが、ドラマ二回目まで見た限りでは、ドラマはドラマでとてもよい出来だと感じたからです。
二人で太陽の下を歩ける日がくるまで、という前提があるならば、ドラマの雪穂と亮司の描き方はあれがベストなのではないかな。この先どんな風に描かれていくのか、不安でもあり楽しみでもありますけれども。
原作のある物語が映像化されるとき、必ず反対や心配の声はあがりますし、私も原作のイメージを大切にしたい作品には、嫌な気持ちになることもあります。なかにはタイトルと最初の設定だけを借りたようなドラマもありますからね。
今のところ『白夜行』は、原作の解釈のひとつとして、たいへんおもしろく見ています。武田鉄矢演じる刑事も不気味でつい見入ってしまうし(笑)。
白夜行]]>図書館にて〜久間十義http://withcoco.jugem.cc/?eid=3432006-01-23T16:44:32+09:002006-01-23T07:44:55Z2006-01-23T07:44:32Z忘れてた。借りてきていたのでした。
・久間十義 『聖ジェームス病院』
ただ今読書中ですが、初めて読む作家さんです。
私は『白い巨塔』も読んでいないけれど、こういう病院もの好きなのです。
『白い巨塔』は、絶対にいつか読んでおきたい作品です。ココ図書館
・久間十義 『聖ジェームス病院』
ただ今読書中ですが、初めて読む作家さんです。
私は『白い巨塔』も読んでいないけれど、こういう病院もの好きなのです。
『白い巨塔』は、絶対にいつか読んでおきたい作品です。]]>感無量〜第134回直木賞に東野圭吾http://withcoco.jugem.cc/?eid=3422006-01-18T10:36:51+09:002006-01-18T01:38:38Z2006-01-18T01:36:51Z私の予想では姫野カオルコ『ハルカ・エイティ』だったのですが、本当は心の底から東野さんを応援していました。
でもここまで落選続きだと、駄目だったときの落胆と怒りは相当なもので、また、弱気になっていたこともあり、自信を持って東野さんが受賞するとは言えなかっ...ココ賞
でもここまで落選続きだと、駄目だったときの落胆と怒りは相当なもので、また、弱気になっていたこともあり、自信を持って東野さんが受賞するとは言えなかったのでした。
だから、本当に本当に嬉しいです。
東野さんの、照れたようなすごく嬉しいような、柔らかい表情を浮かべながらの会見の様子を見ていたら、涙がぼろぼろとこぼれてきました……。
「普通の人にはできないゲームをしていた。出来なくなるのは残念かと思ったけど、今日は勝ててよかった。」
本当によかったです。
いつもはやけ酒だったけど、昨晩は盛大に祝杯をあげたことだと思いますが、本当におめでとうございます。
受賞作の『容疑者Xの献身』もおもしろいけれど、やっぱり代表作で傑作なのは『白夜行』だと私は確信しています。
ちょうどドラマも放送中だし、今読んでいる本は後にして、『白夜行』を再読することにしました。]]>平安寿子 『愛の保存法』http://withcoco.jugem.cc/?eid=3412006-01-16T16:46:32+09:002006-01-16T07:47:02Z2006-01-16T07:46:32Z
いつもの"たいら節"満載の小説集でした。傍若無人だったり、ひとりよがりだったりする人のまわりで、それに付き合うことが人生の一部になってしまった人の物語。
表題作の中の一節に、ああ、常識があるって、損。常識って制約だもの。
掟破りの非常識人間に勝...ココ読書 小説
いつもの"たいら節"満載の小説集でした。傍若無人だったり、ひとりよがりだったりする人のまわりで、それに付き合うことが人生の一部になってしまった人の物語。
表題作の中の一節に、ああ、常識があるって、損。常識って制約だもの。
掟破りの非常識人間に勝てるはずがない。
とありますが、これ、平さんの書く物語ほとんどに共通だと思います。だから、あんまり続けて平さんの本を読むと飽きるかもしれません。でも時々ちょっとした味付けに読むと、なかなか爽快だったりするのです。
★★★]]>図書館にて〜永嶋・安東・豊崎http://withcoco.jugem.cc/?eid=3402006-01-12T16:29:40+09:002006-01-12T07:30:16Z2006-01-12T07:29:40Z借りてきました。
・永嶋恵美 『一週間のしごと』
ミステリ・フロンティア。
初めて読む作家さんです。
・安東能明 『ポセイドンの涙』
実は昨年末に借りていた『螺旋宮』を途中で投げてしまったのですが……。
性懲りもなく?
・豊崎由美 『そん...ココ図書館
・永嶋恵美 『一週間のしごと』
ミステリ・フロンティア。
初めて読む作家さんです。
・安東能明 『ポセイドンの涙』
実は昨年末に借りていた『螺旋宮』を途中で投げてしまったのですが……。
性懲りもなく?
・豊崎由美 『そんなに読んで、どうするの?』
袋とじ部分が開かれずそのままの状態でやってきました!
これは私が開いてもよいということですよね?
ちょっと緊張。そして嬉しい。]]>伊坂幸太郎 『砂漠』http://withcoco.jugem.cc/?eid=3392006-01-11T15:02:27+09:002006-01-11T06:03:17Z2006-01-11T06:02:27Z
酷評かも!ごめんなさい!
『グラスホッパー』を読んだとき、私には登場人物の心がまったく見えなかったと思った。でも、そのときは、あまり好きなタイプの話ではないから……と思い、無理やり納得してしまった。
けれど、今回確信した。
私には、このタイプの...ココ読書 小説
酷評かも!ごめんなさい!
『グラスホッパー』を読んだとき、私には登場人物の心がまったく見えなかったと思った。でも、そのときは、あまり好きなタイプの話ではないから……と思い、無理やり納得してしまった。
けれど、今回確信した。
私には、このタイプの伊坂作品には、もうおもしろさを感じられなくなってしまったようだ。とはいっても、最初ははずれかな、などと感じながら読んでいたものの、春夏秋冬の夏の章の終わり頃からは物語を追いかけることに苦痛を感じなくなったので、それなりにおもしろくは読んだ。けれど、それはこの物語がどう終息するのか、また、いつもの伏線の回収が、今作ではどんな風かが気になったからであった。
思うに、伊坂作品を初めて読んだ『重力ピエロ』で、雷にうたれたかのような衝撃を受けた読書体験も、その後の似通った登場人物の性格設定により、飽きてしまったようだ。この『砂漠』は、私には『アヒルと鴨のコインロッカー』や『チルドレン』となんら変わりのないものとしか思えなかった。登場人物の行動にもセリフにも、よくできた芝居の脚本を読んでいるような印象しか得られず。
ネットで評を拾い読みしてみたが、みなさんおもしろかったようで、なんだか悲しくなる。私は新鮮さだけに惹かれていたのだろうか……。
せめて『魔王』の次の刊行というのだけは避けてほしかった。
★★]]>緑川聖司 『プールにすむ河童の謎』http://withcoco.jugem.cc/?eid=3382006-01-09T22:46:54+09:002006-01-09T13:47:58Z2006-01-09T13:46:54Z
『晴れた日は図書館へいこう』の緑川さん。
私の新年一冊目は児童書です。
というのも、年末に読んでいた本がどうにも進まず、結局投げてしまったのですが、年明けに読み始めた本も全然入っていけなくて、こちらも放棄。こんなときは寝食を忘れて没頭できるミス...ココ読書 小説
『晴れた日は図書館へいこう』の緑川さん。
私の新年一冊目は児童書です。
というのも、年末に読んでいた本がどうにも進まず、結局投げてしまったのですが、年明けに読み始めた本も全然入っていけなくて、こちらも放棄。こんなときは寝食を忘れて没頭できるミステリがいいかな、なんて思ったものの思いつかず、結局さらっと読める児童書にしたというわけです。
前作は図書館にまつわる謎が思いのほかおもしろく、今度も期待して読み始めました。タイトル通り、小学校のプールで目撃された河童の話なのですが、もうひとつ事件が起こっていて、さすがにこれはわかりやすいものでした。この謎の答えがわからないようでは、これまで何冊もミステリを読んできた意味がないと思われますので、少し安心。
正統派の児童書ミステリでしょう。
今年は、おもしろくないと思ったり、読むのが苦痛になった本は、きっぱりと閉じることを昨年以上に徹底していこうと思います。読みたい本の数に、読むスピードがなかなか追いつかないので……。
★★★
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こっそりと第134回直木賞の予想などしてみたいと思います。
候補作の中で未読なのは、恩田陸『蒲公英草紙』と恒川光太郎『夜市』の二作。ですので、これらについてはまったくわかりません。
荻原浩『あの日にドライブ』、これは絶対ないでしょう。名前のお披露目くらいの意味だと思います。数回後に受賞することでしょう。
残った、伊坂幸太郎・東野圭吾・姫野カオルコの三作品のうち、もっとも選考委員受けしそうなのは姫野カオルコ『ハルカ・エイティ』でしょう。私個人としては、大ファンであり、苦杯を嘗め続けている東野圭吾『容疑者Xの献身』にぜひ!という気持ちでいっぱいではありますが。伊坂幸太郎『死神の精度』は、選考委員にどう評価されるのかとても興味があります。全然想像がつかなくて困ります。
というわけで、私の予想は姫野カオルコ『ハルカ・エイティ』。
ただもしも、すでに功労者となってしまった感のある東野さんに、と選考委員が考えてくれたら、『容疑者Xの献身』の受賞もありということで。
さあ、どうなるか……。]]>2005年私のベスト10http://withcoco.jugem.cc/?eid=3372006-01-05T19:32:27+09:002006-01-05T11:07:02Z2006-01-05T10:32:27Z今ごろ……ですが、昨年のベスト10と、今年の計画・目標を。
まずベスト10。
1. 『風紋』『晩鐘』乃南アサ
2. 『天使のナイフ』薬丸岳
3. 『審判』深谷忠記
4. 『となり町戦争』三崎亜記
5. 『容疑者Xの献身』東野圭吾
6. 『漢方小説』中島たい子
7. 『DIVE』森...ココベスト
まずベスト10。
1. 『風紋』『晩鐘』乃南アサ
2. 『天使のナイフ』薬丸岳
3. 『審判』深谷忠記
4. 『となり町戦争』三崎亜記
5. 『容疑者Xの献身』東野圭吾
6. 『漢方小説』中島たい子
7. 『DIVE』森絵都
8. 『ボーン・コレクター』ジェフリー・ディーヴァー
9. 『この本が、世界に存在することに』角田光代
10.『逃亡くそたわけ』絲山秋子
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今年は新刊・既刊を別けずに小説から選びました。4位以下はほとんど差はありません。なんとなく順位を付けただけのような気もします。
『風紋』『晩鐘』は絶対にセットで。このミスなどで3冠の『容疑者Xの献身』は、確かにおもしろかったけれど、どうも印象が薄かったです。『DIVE』と『ボーン・コレクター』は、こんなにおもしろいものをこれまで放っていたのか!と衝撃を受け、『となり町戦争』と『漢方小説』は、これからすごく楽しみな作家さんを見つけた嬉しさがありました。
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さて、今年の読書計画ですが、まず昨年の目標だった途中になっているシリーズものの制覇を挙げないといけません。
京極夏彦、妖怪シリーズ
森博嗣、S&Mシリーズ
島田荘司、御手洗潔シリーズ
新井素子、ブラックキャットシリーズ
司馬遼太郎、竜馬がゆく
五條瑛、鉱物シリーズ
リリアン・J・ブラウン、シャム猫ココシリーズ
ジェフリー・ディーヴァー、リンカーン・ライムシリーズ
そして、まだ読んだことがないシリーズものでは、
東川篤哉、烏賊川市シリーズ
北森鴻、蓮杖那智シリーズ
高田崇史、QEDシリーズ
内田康夫、浅見光彦シリーズ
こんなところかな。
シリーズもの以外では、コニー・ウイリス『航路』、ダン・ブラウン「デセプション・ポイント」、アレン・カーズワイル『形見函と王妃の時計』などを読みたいなぁ。
もちろん積読中の『東京タワー』とか『にぎやかな天地』とかも。
そして!
東野圭吾小説全作品再読(刊行順)
これです。
もうここ数年来の目標となっていて、なかなか実行できないでいるのです。でも、『白夜行』だけはドラマの前に再読しておきたいところ。
まあこれ全部は無理です。
でも頑張ろう。]]>